担当科目
デザイン表現基礎、色彩の理論と計画、グラフィック・ベーシック
氏 名 | 淡野 哲(アワノ テツ) |
---|---|
所 属 | 人間環境学部 人間環境デザイン学科 |
職 名 | 講師 |
専攻分野 | デザイン |
最終学歴 | 東京藝術大学 美術研究科デザイン専攻博士課程修了 博士(美術) |
学部担当科目 | デザイン表現基礎、色彩の理論と計画、グラフィック・ベーシック |
長期研究テーマ | 「感覚覚醒」を促す造形思索の研究 |
長期研究テーマ 内容 |
本来、「装置」とは人間の生活において役に立つもの、すなわち道具であり、実機能としての有用という意味において無用である芸術とは相反する関係にあります。しかし、この二項対立の関係性の中にこそ、真の「豊かさ」の本質が表れると考え、現された「感覚覚醒補助具」。それは装置でありながら十全な機能を満たさない機械、つまり「役にたたない道具」ということになります。私はこれらをデザインプロダクトである装置と無用である芸術の連関として現す試みをしています。相矛盾する有用と無用の狭間にある中庸にこそ、“役”とはなにかを呼び覚ます本質があると考えているからです。 つまり「役に立たない道具」は、「役に立つ」とは何かを本質的に問うための役に立たない装置であり、そこから真の「豊かさ」の意味を抽出しようという試みなのです。「役に立たない」という道具としての矛盾を抱えたそれを、私は「芸術」として捉え、その作品に触れた人々に、何か新しい「気付き」のきっかけを与えることを意図しています。 |
主要業績 |
|
ゼミの内容 | アートとデザインの連関表現と研究。 |
皆様へ メッセージ |
何になれるのか、ではなく、何ができるのか。 考えるよりも感じ取ること。教わるのではなく気付くこと。 そのために必要で無意味な思索をしていきます。 |