教員紹介

人間環境学部教員コラム vol.85

2011.11.24 現代コミュニケーション学科 D. J. ノーラン

現代コミュニケーション学科授業紹介

現在のところ、人間環境学部において、一年間で約16の授業を担当しています。その数多い授業を整理すれば、英語系と国際理解系の授業になっています。そのすべてを紹介するには、字数が足りないので幾つかを選ぶことにします。

 

 

それではまず始めに、ゼミナールについてご紹介したいと思います。何年も前からゼミ生を指導しています。当初は古代エジプトの宗教に基づく思想・古代ギリシアの哲学、特にソクラテス以前の哲学者・古代ギリシアの建築で見られる美学を題材にしてゼミナールを開きました。できるだけ取り扱う課題を、履修する学生の興味にあわせて考えたいと思っています。

 

 

God the Geometer(Bible Moralisee、13世紀)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:God_the_Geometer.jpg

 

 

2011年の秋学期に行っているゼミナールは、ゼミIIと基礎ゼミです。ゼミIIの学生は基礎ゼミの時点から認識論と意味論を研究したいと言いました。しかし私の専門は宗教社会学なので、宗教の観点から認識と意味とに関わる問題を考えようとしました。授かった生命をどのように理解すればよいのかの手がかりとしていくつかの宗教の教典を一緒に読むことにしました。選んだ教典は『旧約聖書』、『コーラン』、イスラム教において第二とされている教典『ハディース』の全編とヴェダー教を代表するリグ・ヴェダー。また、意味論において象徴的意味に関する興味が大きいので神聖幾何学の理論を教え、その実習を指導しました。たまたま、神聖幾何学は私自身の研究課題でもありますが、人類の歴史の始まりまでさかのぼる科学系統であり、現在まで大事にされた知識でもあります。現在、見直されたエーテル物理学において盛んに研究されている知識体系であります。ゼミIIではこの学生は神聖幾何学を学習し続けていますが、プラトンが考えた理想社会に対する理解を深めるためにプラトンの『国家』を一緒に読んでいます。

 

 

今年の基礎ゼミ生は、仏教とヒンドゥ教を研究課題にしたいと言ったので、まず、ひろさちや著の『はじめての仏教』を読むことにしています。それを終了した後、ヒンドゥ教の基礎的知識の本を読む予定です。

 

 

Vitruvian Man(Leonardo da Vinci、1492)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Vitruvian.jpg

 

 

毎年の秋学期に『宗教文化論』を担当しています。ここ数年は複数の宗教を取り扱うより、イスラムの成立過程、教義、聖典、歴史的発展とイスラムが形成した文化を講義内容にしています。出来るだけ視覚的な教材を導入し、イスラムの文化を実感できるように工夫しております。

 

 

最後に本年度に始まった授業を紹介します。講義名は、「映画で見る英語圏の文化」。イギリス、アメリカ、カナダ、インドなど、英語を国語として使っている国で作成された映画を見ることによって英語圏の文化に対する理解を深めることが目的です。今年はアメリカとイギリスの作品を教材にしています。ほぼ毎週、映画に含まれている課題をテーマにし、それに対して学生が小エッセイを次週に提出することになっていますが、エッセイを集める前にまずクラスでその課題を話し、映画の文化的なメッセージを解き明かします。

 

 

文化と語学の知識を学ぶ授業は上記以外にもあります。興味があれば、いつでも喜んで説明します。

 

 

D. J. ノーラン(現代コミュニケーション学科)

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