教員紹介

人間環境学部教員コラム vol.65

2011.01.13 現代コミュニケーション学科 野中 昭彦

ヒトから人への成長とコミュニケーション

11月に子供が産まれました!3258グラムの女の子です。目に入れても痛くないとよく聞きますので実際に目に入れたのですが全く痛くありませんでした。コンタクトレンズを3枚入れていたせいでしょうね。

 

 

さて、人間というのは生まれたての段階ではまだヒトです。ただのホモサピエンスです。コミュニケーションを通してヒトは人へと成長する、と大学院時代の私の師匠から学びました。我が子を見ているとそれを実感できます。彼女は主に3つの欲求を私に伝えようとします。まず「腹減った」。そして「いい加減にオムツを替えてくれ」。最後に「眠らせろ」、です。不思議なことにそれら全てのメッセージは泣くという一つの動作の差異で伝えられるのです。最近ではそれがどのメッセージなのかが手に取るように分かります。しかし、これは彼女からの一方通行のメッセージ送信でして、いつか自分が受診することを学ばなければなりません。コミュニケーションというのはその機会なのです。

 

 

その昔、マズローという学者が人間の欲求を7つの段階に分けて説明しました。

上の欲求を満たそうとするならば知的で高度な抽象性が必要となります。しかし今の彼女には底辺をなす欲求を満たすことで十分であり、その段階しか到達できないのです。裏を返せば、欲求のレベルを上げるにつれ、コミュニケーションがより複雑になり、洗練された表現が必要となります。この子がどういうコミュニケーションの術を身につけ、成長するかを見ることが興味深いのと同時に、自分が親としてどう成長できるかが今の一番の楽しみです。

 

 

野中 昭彦(現代コミュニケーション学科)

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