教員紹介

人間環境学部教員コラム vol.17

2009.03.03 人間環境デザイン学科 吉澤 望

金沢八景の光

関東学院大学に赴任してそろそろ3年になりますが、
驚いたことの一つに都心からそれ程離れていないのに
空がずっと奇麗だということがあります。
特に4階の研究室から眺める夕焼けが時々本当にすばらしい。
冬は山の稜線の向こう側に富士山も顔を覗かせてくれます。

 

 

それから16号を車で下りてくると、
鳥見塚のトンネルあたりを過ぎて金沢文庫に向かう頃から、
光の感じが変わってくる印象を受けたことが何度かあります。
より明るく透明感が出てきて、しかも建物の外壁や車に反射する光に
少しきらきら感が増すような感じなのですが、
単なる錯覚かもしれませんね・・・。

ただその時は空気がきれいになってくるからなのか、
あるいはやはり海の存在が大きいのかといろいろと考えてみたものですが、
本当のところは解らずじまいです。
そういえばフェルメールの光の謎を追った
「オランダの光」という映画がありましたが、
その中であの絵画の光を生み出したのは、
オランダの遠浅の海だという説を
水槽実験までして真面目に主張していた人もいましたね・・・。
私は建築の光や照明を専門にしているのですが、
建築空間において光を享受するという点で、
窓から入ってくる自然光というのは非常に重要なテーマになります。
先ほど研究室から眺める夕日に触れましたが、
それがブラインドを通して室内に入ってきて、
白い側壁を染め上げる効果にも時々驚かされることがあります。
最近は執務空間におけるブラインドの制御に関する共同研究に
取り組んでいるのですが、
一見味気ないオフィス用のブラインドでも
直射日光によってこれほどの光の効果を生み出せるということは、
時々思い出すべき点だなと感じています。

 

 

吉澤 望(人間環境デザイン学科)

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