人間環境学部教員コラム vol.8
2008.09.18 現代コミュニケーション学科 金子義幸
現代コミュニケーション学科では、
さまざまなコミュニケーション・ツールや理論を学びます。
その前提となるのは相手の気持を察し、
理解する心をもつことではないでしょうか。
会社の経営にそれを応用するのが「ホスピタリティ」という概念で、
本学科にも関連の授業があります。
お客さまに《おもてなしの心》で接して、
ふたたび訪れていただくことが目的です。
言うのは簡単ですが実行となるとなかなか難しいものです。
先日、青森県八戸市で、この「ホスピタリティ」を学ぶ機会がありました。
勉強会が開かれた場所の近くに蕪島(カブシマ)があります。
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そこはウミネコの繁殖地として有名で毎年2月に、
数万羽のウミネコがやってきて、ヒナを育て、
8月には一斉に北海道方面に飛び立ちます。
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周囲には、民家や神社や漁港があり、
人々の暮らしと同居している風です。
こんな環境で繁殖する例はあまりないそうです。
ウミネコは巨大なリピーターです。
ウミネコは八戸の人々の「ホスピタリティ」を感じとっているのかもしれませんね。
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金子義幸(現代コミュニケーション学科)