教員紹介

人間環境学部教員コラム vol.133

2013.10.24 現代コミュニケーション学科 伊東 冬美

身近にあるフランス文学

フランス文学には映画化されていたり、ミュージカル化されたりしている傑作が数多くあります。ですから、フランス文学は身近にあると言えます。

 

 

デュマ作の小説『三銃士』は、銃と剣の達人である三人の勇者と、年若い正義漢ダルタニアンとが、国王の命をねらう悪者たちに果敢に立ち向かい、危機に陥りながらも最後には見事に悪者を打ちのめす痛快な冒険物語です。この作品は、壮大なストーリー展開、華麗で個性的な登場人物、それに、躍動感に満ちた活劇によって読者を魅了してやみません。
結束し、勝利を得ようとするとき、私たちは「一人は皆のために、皆は一人のために」と言います。そもそも、これは三銃士とダルタニアンの合言葉です。

 

 

ユゴーはデュマと同じく十九世紀に活躍した作家です。が、好んで勧善懲悪の小説を書いたデュマと異なり、ユゴーは博愛主義をテーマにして多くの小説を書きました。

 

 

ユゴーの代表作に『レ・ミゼラブル』があります。25才で職を失ったヴァルジャンは貧しさから一片のパンを盗み、獄につながれます。そして、脱獄を繰り返したせいで19年間も囚人として重労働を科せられます。けれども、釈放されても、社会は前科者の彼に冷たく当たります。彼の心はすさむ一方です。
ですが、やがてミリエル神父の温情に触れ、ヴァルジャンは、不当に残酷だった社会を恨むのではなく、社会のために懸命に尽くそうと心に決めます。

 

 

この二作品を映画やミュージカルでご覧になった方がいらっしゃるのでは?色とりどりで、しかも、私たちの身近にあるのがフランス文学です。フランス文学をお勉強なさってはいかがでしょう。

 

 

 

 

伊東 冬美(現代コミュニケーション学科)

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