教員紹介

人間環境学部教員コラム vol.94

2012.03.22 人間環境デザイン学科 増田 奏

建築設計の図面と模型

人間環境デザイン学科において、下記の3講座を担当しています。
3年生=居住環境デザイン演習2、4年生=総合デザイン演習、4年生=卒業制作。
いずれも住宅を中心とした居住関係の建物について、即日課題や長期課題に取組んでもらいます。
授業は講義よりも作業が主で、授業の最後に出来上がった作品に即して論評をすることが、
結果として講義のようなことになっています。
「リクツからカタチを」よりも「カタチの中にリクツを」という方が、リアリティーがあると
考えるからです。

 

 

どの授業の作業にも共通していることは、図面だけでなく必ず模型を造ってもらうことです。
しかも、課題をスタートする最初の段階からまず模型でスタディーしてもらったり、
場合によっては、図面無しで模型のみ提出という課題も少なくありません。
これも、一般的な順序である「図面を模型化」とは逆のように見えるかもしれませんが、
もともと三次元空間をデザインしようとしているわけですから、むしろ正攻法だと考えています。

 

 

図面ですと普通は「平面図=XY軸」と「断面図(立面図)=Z軸」に分けて表現しますが、
分けているだけに、この両者の間での整合性に矛盾が生じる心配は常につきまといます。
平面と断面を行ったり来たりして、フィードバックして修正を繰り返す必要があるわけですが、
そこで「断面をイメージしながら平面を考えろ」なんて言われることになります。
何のことはない「頭の中で模型を組み立てろ」ということですよね。

 

 

これから実体化するべきモノの構築情報を伝達する手段として、図面や模型の役割を再考すると、
図面は正確な寸法や質的な情報の詳細を部位毎に表せるが、複数の図をセットで見るもの。
模型は一つで空間全体をヴィジュアルに表せるが、詳細についてはイメージを喚起するもの。
・・・と大雑把に捉えていいでしょうか。

 

 

さて、実際の授業において図面と模型はどんな具合なのでしょうか?
どうもデザイン学科の学生諸君は、どちらかというと模型の方が達者で、図面はちょっと・・・・
というわけで、今年度春学期の「総合デザイン演習」の模型写真を紹介します。
課題は「市街地に建つ自営店舗併用住宅」でした。

 

 

 

 

増田 奏(人間環境デザイン学科)

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